健康づくりあれこれ>ギックリ腰になってしまったらどうすればいいの？

ギックリ腰への対応方法をお伝えします。

物を拾おうとして腰をかがめたり、立ったまま靴下をはこうとして
腰を丸めたりしたときに、突然腰に電気ショックを受けたような
痛みが走ってそのまま動けなくなったというような経験は
ありませんか？
いわゆるギックリ腰というやつです。

これをやってしまうともう大変です。トイレで座るのも、
風呂で髪を洗うのも、ズボンをはくのも、これら日常生活の
何気ない動作全てが不自由になってしまします。
これを経験すると、腰という漢字に要という文字が
使われている意味がよーく分かります。

では、何故ギックリ腰がおこるのでしょうか？
そもそもギックリ腰というのは簡単に言ってしまえば腰の捻挫です。
腰をおおっている筋肉が、不用意な突然の動きによって
必要以上に伸ばされてしまうためにおこります。
これを速攻で治す手技療法はありません。
ギックリ腰をやってしまったらまず冷やす事です。しかも氷で。
氷をビニール袋に入れて（塩を入れればなお効果的）患部に当てます。
直接当てると冷たいので、タオルなどの上から当てます。
１５分から２０分ほどすると患部の感覚がなくなってきますので、
氷を離して３０分から１時間ほど安静にしてからまた氷を当てます。
腰を丸めて横になっていると楽です。

この作業を一日に４回から６回繰り返します。
そうすると早ければ３日ほどで動けるようになります。
３日も寝ていられないという人は、整形外科で痛み止めの
注射を打ってもらうという方法もありますが、
結構強い薬なので私はあまりお勧めできません。
ギックリ腰に限らず、急性のケガに対してはまず冷やす事。
それから安静。出血を伴っていれば患部を縛って締めて
高い位置にするのが一番です。
くれぐれも暖めないように！よけいに悪化してしまいます。