健康づくりあれこれ>うんちの色・におい・形で健康状態を知る方法

大便の色・におい・形で自分の健康をチェックしてみましょう。

１．色
大便に色をつけるのは胆汁に含まれるビリルビンという物質です。
腸内に有用菌（ビフィズス菌や乳酸菌）が多い場合は環境が
弱酸性に保たれていて大便の色は黄色に近いものになります。

逆に腐敗菌（肉類や脂肪類を摂ると発生する）が多くなると
環境がアルカリ性になるため、大便の色は茶褐色から
黒褐色になります。

２．におい
大便やおならが異常にくさい場合は腸内の腐敗菌が増えている
証拠です。
この悪臭成分には有害な物質が含まれているため、
そのままにしておくとからだに悪影響を及ぼします。
肉類や脂肪分を控えて食物繊維などの多い食事にすると、
腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの有用菌が増えて
腐敗菌の増殖を抑えてくれるため、大便やおならのにおいも
刺激のある悪臭から発酵臭（つけもののにおい）に変わってきます。

３．形
健康な大便はバナナの形をしています。
含まれる水便は７０〜８０％で適度な硬さです。
水分がそれ以上になってくると下痢、逆にそれ以下になると
コロコロ状態になります。腸内の大便の進み方が遅くなると
硬くなりコロコロ状態になりますが、これが便秘です。
スムーズに排便するためには食物繊維を多く摂って
便の進み方を適度な速さにしてあげることが大切です。

便秘を改善したくて薬にばかり頼っている人は、
薬の力に腸が頼ってしまい働きが悪くなってしまうので
ますます便秘がひどくなるという悪循環を生む場合が多いです。
できるだけ食物繊維などを多く摂る改善方法に
切り替えた方がいいでしょう。

常に自分の大便の状態を気にかけて、おかしいなと思ったら
迷わず専門医の判断を仰ぎましょう。